kako


 

500円玉貯金の館

03/04/25

兎にも角にも長い道程だった我が趣味(?)500円玉貯金が、今まさに終結の時を迎えようとしている。
一番最初に始めたきっかけは、後輩が500円玉貯金をやっていたこと。
結構貯まるものだよ、と教えられて始めたのが一昨年の秋。

当時の翌春に引っ越すことが決まっていた私は、その資金にと、500円玉貯金を始めた。
それが一回目であった。3月上旬まで地道に溜め込んだが、バイトもほとんどしていなかったせいで、 貯まったのは¥40,000弱。
これでは雀の涙程度だったが、開缶時にかなり感激。
短い期間、少ない手持ち金でここまで貯まるものなんだ、と心を打たれた。


その後、4月に入って新転地での生活が始まった。
一人暮らし当初、若干の癖で500円玉を使うことに抵抗があったので、 だったらこの癖を直す前に、もう一度貯めてみよう。

そこで100円ショップに出向いて見つけたのは、残りひとつになっている側面がちょっと凹んだ、30万円貯まる貯金箱。

何となく運命を感じた。

「こいつを買う」

そう思ったときには既にその子は籠の中に存在していた。
手際のよいレジに通されその子は、その瞬間から私の子となった。

それが2回目の貯金開始である。

5月下旬に始めた、未知なる数字へのチャレンジ。
最初の一投は、乾いたブリキの音がした。
これから始まる大きな挑戦への小さな扉を叩いた音だった。



我が子は順調に育っていった。


1ヶ月、2ヶ月と。


伸び悩むときもあった。


成長期には一気に伸びるときもあった。


いろいろあった。

そんなこんなで約10ヶ月。
今まさに満タンになるときが近づいている。
短い間ながら我が子我が子と育てた貯金箱が旅立とうとしている。


我が子よ、貯金箱よ、お疲れ様。

心からお礼を言うよ。

君のおかげで

僕は変わった

開缶しても

大事にとっておくよ

我が貯金箱・・・

 

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